平昌五輪の現地施設が『JTBから暴利を貪る』最悪の展開が発生中。売上は順調ではない模様
◆【平昌五輪】ホテル料金高すぎ…通常の10倍超 「ぼったくり価格」も
来年2月9日に韓国で開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックをめぐり、会場周辺の都市で宿泊施設の宿泊料金が高騰している。最も安いゲストハウスなどの簡易宿所が1泊2万円以上、ビジネスホテルでは通常の10倍以上となる1泊10万円超を提示するところも。
開幕まであと70日あまり。特需を当て込んだ「五輪相場」が客足を遠のかせる懸念もあり、現地当局は対策に乗り出した。
インターネットの平昌五輪公式サイトには、宿泊施設予約ページがある。日、中、仏、英、韓の5カ国語に対応しており、「開催地付近1時間以内(90キロ)には観戦のために十分な客室の宿泊施設があります」などと書かれている。
しかし、「宿泊」ボタンを何度かクリックしなければ宿情報は出てこず、ホテルリストのページが出ても結果は「なし」。日本の予約サイトで大会期間中(来年2月9日~25日)に宿泊可能な宿を検索すると、本来は1泊数千円のゲストハウスのドミトリールーム(相部屋)が1泊2万円以上と表示。 通常のホテルより安く泊まれる「民泊」を紹介した世界的なサイト「エア・ビー・アンド・ビー」でも、開催地の平昌郡や近隣の江陵(カンヌン)郡、旌善(チョンソン)郡は多くが予約で埋まっている。
旅行関係者によると、現地のホテルは各国の旅行代理店が早い段階から押さえており、日本では平昌五輪指定旅行代理店の3社(JTB、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ)が主に扱う。宿泊費は現在、「1泊1万円以下のビジネスホテルが8万~10万円超」(JTB担当者)になっているという。
五輪などの大規模イベントで現地の宿泊料金が高騰するのは珍しくなく、通常の4~5倍になるのはざら。都市部で開催された2008年北京、12年ロンドンの両五輪は一部で10万円を超える施設もあったが、多くはその範囲に収まったという。
大妻女子大の玉井和博・特任教授(宿泊産業論)は「サービス産業は売れるときに高く、売れないときに安く、が原則。平昌は大きな観光地というわけでなく、宿不足や料金の高騰問題が起きやすいのではないか」と分析する。
現地報道などによると、韓国では一部の旅行会社が低価格のホテルやペンションなどに対して高い料金を提示し宿泊施設を確保しようとしている。この影響を受け、旅行会社に加え、各施設が個人旅行客の予約を受け付けなかったり、料金を不当につり上げたりする動きがあるという。実際には、会場周辺都市の宿泊施設の予約率はまだ低いとみられ、平昌がある江原道(カンウォンド)の行政機関などは、不当な宿泊料金に関する苦情を受け付けて悪質業者を排除するなどの対策に乗り出している。
韓国では、ソウルと会場都市を最短約90分でつなぐ韓国高速鉄道(KTX)が12月中に開通予定。宿不足に役立つと期待されるが、試運転中に事故が起きるなど安全確保に手間取っており、正式な運行開始日はまだ発表されていない。別の旅行代理店の担当者は「『会場の近くに安く泊まれる』などと詐欺まがいの勧誘をする悪質業者も予想されるので注意してほしい」と呼びかけている。
写真:平昌冬季五輪の開閉会式会場近くで、建設中のホテル=10月31日、韓国・平昌
http://www.sankei.com/images/news/171128/wst1711280104-p1.jpg
産経新聞 2017年11月28日 22時52分
http://www.sankei.com/west/news/171128/wst1711280104-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/171128/wst1711280104-n2.html
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Source: U-1速報
Source: 流行速報
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