声優の山寺宏一さん「怖くてネットの書き込みは絶対見ない」
さまざまなキャラクターの声を完璧に演じ分け、七色の声を持つと言われる声優・山寺宏一。そんな山寺が「怖くて、ネットの書き込みは絶対見ない」と言うのが、不朽の名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)をリメイクした『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012~14年)、そして最新シリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(全七章)で担当する「デスラー」だ。
1974年のオリジナル版で「デスラー」を演じたのは、現在も俳優として活躍する伊武雅刀。「先輩から引き継いだキャラクターというのもありますが、『2202』は作品としての評判がすごく良い。第四章からデスラーが出てきて、“いいな”と思う人が減ったら絶対、俺のせいですよ。本当にそう思います」と弱気をのぞかせた。
今回、「引き継いだキャラクター」というプレッシャーの上に輪をかけて山寺の心をざわつかせたのが、クラウス・キーマン役の神谷浩史と、テレサ役の神田沙也加だった。
キーマンは、『宇宙戦艦ヤマト2202』のモチーフとした映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)には登場しない、『2202』のオリジナルキャラクター。第一章から登場し、古代進たちとともにヤマトに乗艦している。普段は無口だが、たまに口を開くと歯に衣着せぬ毒を吐き、パイロットとしての技量は超一流。「それで神谷浩史くんの声でしょう! クーッとたまらない気持ちになりましたよ。すごいんでしょう? キーマン人気。十分、嫉妬していますね(笑)。その彼よりもさらにカリスマ性のある存在としてデスラーは登場しなければならなかったので、ますますプレッシャーですよね。シナリオはそうなっているので、後は声優の演技が追いつていれば…という話になるわけで。ネットの書き込みは絶対見たくない(笑) 」。
Source: アニゲー速報
「アニゲー速報」カテゴリーの関連記事