【悲報】ゲーム開発者「お前らさ、簡単に新作出せとか言うなよ?」
ゲーム開発者が「ゲーム開発について、一般の人に知っておいてほしいこと」を続々投稿。開発現場の実情を明かす
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220621-207570/
寄せられた回答のなかで多くみられるもののひとつは、「ゲーム開発は大変」というものだった。Riot GamesのテクニカルデザイナーGeorge Oliver氏は、ゲーム開発の困難さは、一般の人が考えている以上のものだろうとコメント。『Mafia』シリーズ近作の開発元Hanger 13のシニアVFXアーティストBrian Byrne氏も、ゲーム開発はハードだと述べる。実際のところ、現場では数多くの良い作品が開発中止になっており、リリースにこぎつけたゲームはすべて奇跡のようなものだとした。ゲームを完成させることの難しさを述べる意見は、ほかにも多く見られる。
ゲーム開発の大変さを示す具体的な例としては、Blizzard Entertainmentにて『オーバーウォッチ』のキャラクターアーティストを務めるMelissa Kelly氏が、キャラクタースキンの制作は非常に時間がかかるとしている。レジェンダリースキンの場合はひとつあたり2~3か月かかり、新規ヒーローになると数多くのイテレーションを経る必要があり、さらに開発期間は伸びるそうだ。“スキンくらいならすぐ作れるだろう”というような見方があって、それを否定したい想いがあったのかもしれない。
開発者は怠け者ではない
ほかに目立った回答としては、「開発者は怠け者(Lazy)ではない」と訴えるものがある。たとえばバグ修正やバランス調整などが(外から見て)思うように進んでいない場合、その作品のコミュニティから「Lazy devs(怠惰な開発者め)」などといった批判が投じられることがある。
Blizzard EntertainmentのシニアシステムデザイナーAndrew Carl氏は、つまらないゲームを作りたいと考える開発者などいないとしたうえで、開発者は怠け者ではないとコメント。ほかの業界よりも比較的安い賃金で、ストレスを抱えながらも仕事に励んでおり、それはゲーム開発に対する情熱があるからだとした。EAのコンセプトアーティストNina Modaffari氏も、AAAタイトルに携わる開発者であっても、インディー開発者と同じくらいの情熱をもって仕事に取り組んでいると述べている。
Source: アニゲー速報
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