漫画家「海賊版サイトを読むことは泥棒にもっと盗んでこいと応援してる」→ ユーザー「無料で見せられる努力を」
『アオバ自転車店といこうよ!』作者の宮尾岳さんが2月15日、「僕ら商業誌の漫画家は『漫画を描いて生きて行く』と決めた人間だ。(略)働いたことに対価を求めるのは全ての職業の常識だ」とツイッターに投稿し、
「漫画の海賊版とは『創作することに何の努力も行動もしなかった奴が、無断でタダでばら撒き、作家を殺していく』という悪業だ。それを喜んで読むと言う事は『悪業の後押し』だよ。泥棒にもっと盗んでこいと応援してるんだ」
と持論を展開したところ、ある一般のユーザーが
「そういうこと言うなら無料で見せられるよう努力してください。企業努力や作家の努力が足りません」
とのリプライを飛ばしたのだ。
このリプライをめぐっては、ツイッター上で
「何処を読んだらそういう返答をするのか理解に苦しみますが、この世にコストの掛からないものはありません」
「失礼とかいう域を超えてるわ」
「企業努力で無料はできても作家の努力で無料はできんでしょ」
「読む人間の『努力=金を払うこと』が足りませんね」
と批判の声が噴出。投稿者は2月16日朝までにツイッターアカウントを削除した。
この投稿者に言及したのか定かではないものの、『最終教師』作者の漫画家・山本貴嗣さんはツイッターで「『企業努力』という単語があるけど『消費者努力』ってのもあるんですよね、言われないだけでw(たぶん)」と投稿した。
ただ一般のネットユーザーには、削除ツイートの内容に危機感を覚えた人も少なくないようだ。ツイッターには、
「これは本物だと頭を抱えたのでまぁいろいろ根が深いものを感じましたね」
「本当にクールジャパンの為にはキチンとコンテンツに課金させるところから子供の教育を始めないといけないと思う」
「知り合いも漫画はただで読むものだと思ってるので、状態はかなり深刻だと思います」
との声も巻き起こっている。
Source: アニゲー速報
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